工場センター
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工場センターは新聞印刷工場の司令塔です。
紙面データ、配送先情報やトラックへの新聞梱包脱荷データを確認し、当日の予定を新聞印刷機(輪転機)に振り分けます。
また、新聞印刷が開始されると、販売店への宛名管理、印刷部数管理など、工場の管制業務を行います。
製版(CTP)
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読売新聞から送られてきた紙面データは、予め設定しておいたCTP装置(製版機)に送られます。
CTP装置では、送られてきたデータを「刷版(サッパン」と呼ばれるアルミ版にレーザーで書き込みを行い、新聞印刷機に装着できる形に端を折り曲げます。
出来上がった「版」は印刷オペレーターが指定の位置に装着します。
給紙
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新聞を印刷する用紙は、大きなロール状の用紙で「巻取り」と呼んでいます。その重量は、重いもので1トン以上あります。
印刷中に巻取りが無くなっても新聞印刷機を停止することなく、自動で次の巻取りに紙継ぎを行います。
また、巻取りは紙庫という保管場所から無人搬送車により、自動で新聞印刷機に運ばれて行きます。
印刷
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新聞印刷機は5台で1セットになっており、5台同時に印刷し紙面を重ねます。
1台で8ページの印刷が可能なので、1セットで最大40ページの新聞を印刷できます。
新聞印刷機は高速で稼働し、1分間に1000部~1200部を印刷することができます。
インキタンク
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新聞印刷は、インキを大量に使用します。
アイ・アカ・キ・スミですべての色が表現できます。
工場内には、インキタンク室があり、各色、大きなタンクから配管を通じて新聞印刷機に自動供給されます。
使用しているインキには、環境に配慮して溶剤に大豆油が使用されています。
梱包
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新聞は印刷場から1部ずつ搬送装置(キャリア)に掴まれて梱包場に運ばれます。
運ばれてきた新聞はページ数により決められた部数に束ねられた後、販売店の宛名が自動で乗せられ、フィルム包装されます。
梱包された新聞束はベルトコンベアを流れ、宛名のバーコードを読取り、各トラックへと振り分けられていきます。
配送(トラックゲート)
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トラックゲートに待機しているトラックへは、印刷開始から最速2分程度で梱包された新聞束が流れていきます。
新聞は、配送時間が細かく決められており、トラック積載後、すぐに各販売店へ出発します。
印刷工場では指定された部数を指定時間内に、きれいに印刷することが求められています。
排紙台に最初の新聞紙が出てきました。その後キャリアで一部ずつ運ばれています。
新聞輪転機最上部。高さ約15mあります。ここでは新聞はまだつながっています。
三角板。新聞の幅に重ねられ、三角板で二つ折りにします。この下に折り機があり、新聞のサイズに仕上げられます。
印刷風景。体裁を整える者、色を合わせる者、見当を合わせる者、3名で協力しながら新聞を作っています。
紙繋ぎ作業。巻き取り紙を使い終わったら、印刷機を止めずに次の紙に繋ぎます。ペースターと呼んでいます。
左手にあるモニター画面と刷り上がった新聞を見比べながら、操作盤で色を調整しています。